賢人の知恵いいとこ取り事典

読書歴30年の理系の博士が、仕事や人生に役立つ賢人の知恵を発信します。

頭の良さより大切なものとは?

「この組織のシステムはおかしい」「あのチームの仕事のやり方はダメだ」「あいつは要領が悪い」などと、会社や他人の批評をする人って、職場に一人はいるものです。

 

確かに鋭い批評眼を持っているなあ、と感じることはあるのですが、自分がいないところでその人に批評されていると思うと、少し気分が悪くなります。中にはその人に良い批評をされるように気を遣ってしまう人もいるかもしれません。

 

しかし、批評家はほとんどの場合は批評止まりで、改善のための行動をしようとはせず、周囲の評価も高くありません。その人の目を気にすることは時間と労力のムダというものでしょう。

 

では、批評力よりも大切なものは何なのでしょうか?

 

川村元気著「仕事。」は、あらゆるジャンルの一流の仕事人の、仕事や人生の考え方や、取り組みかたをインタビューした、有益な本です。

 

その中で、昭和の時代から「男はつらいよ」などの名作映画を創り、今なお現役で活躍している山田洋次監督の言葉が紹介されています。

 

批判する頭の良さより、いいなあと惚れ込む感性のほうが大事だ。アイツはばかだとか、あの作品はだめだとか、決めつけるのはかっこよかったり気持ちがよかったりするけど、そういう人間はえてして才能がない場合が多い。」

 

山田監督は物事のいい面を見ようとするタイプなのでしょう。「いいなあ」と思ったことを次の作品に反映するから、名作を次々に世に送り出すことができたのでしょう。

 

物事のいい面に着目することは、気持ちをそちらに向ければいいだけなので、頭を良くすることより簡単なことです。

 

仕事の成果が上がり、人生を充実させるために、意識してみてはいかがでしょうか?: