賢人の知恵いいとこ取り事典

読書歴30年の理系の博士が、仕事や人生に役立つ賢人の知恵を発信します。

自分ブランドを確立するための意外な方法

 「私にはこれだという強みがなく、特段ほめられも称賛もされない地味な仕事を、なんとなくこなしている」

 

 そんな毎日を送っているあなたでも、一転してブランド人になれる可能性を秘めています。

 

 徳間書店取材班編「最高齢プロフェッショナルの教え」に登場している漫画家のやなせたかしさん。言わずと知れた「アンパンマン」の作者です。すでに故人になりましたが、氏が生み出した「アンパンマン」は、今後も末永く子供に愛され続けるでしょう。

 

 そんな「超ブランド人」のやなせさんですが、最初から絵本作家だったのではなく、編集者、舞台美術家、演出家、コピーライター、作詞家など、様々な活動をしていました。

 

 ある日突然、縁のなかった絵本を描く仕事を引き受け、「アンパンマン」を出版しました。しかし、出版当時は自分の頭をお腹が空いた人に食べさせる描写が酷評されました。

 

 ところが、徐々に人気が出始め、国民の誰もが知る人気者になりました。

 

 やなせさんはこう言っています。「皆が売れないと言ったものがヒットする。何がどうつながっていくかはわからない。だから流れに身を任せながらも、来た仕事は一生懸命にやる。ウケるかどうかなんて考えず、自分自身が納得できるいい作品をつくる。それしかないんです」

 

 来た仕事は「この仕事は自分の職場での立場や評価に良い影響があるだろうか」などと計算せずに、自分に納得のいく形までに仕上げることに集中する。

 

 このような姿勢を続けていると、あなたの仕事に対する守備範囲が広がったり、全く異なる仕事経験が化学反応を起こし、オンリーワンの強みになったりして、ブランド人となる可能性が拓けてくるでしょう。