賢人の知恵いいとこ取り事典

読書歴30年の理系の博士が、仕事や人生に役立つ賢人の知恵を発信します。

劣等感は大人物へのパスポート

「同期のAは社内でカミソリと呼ばれるほど頭脳明晰で、重要な仕事を任されている。それに比べて自分は頭の回転が遅く、コミュニケーションも下手だから、雑用ばかりさせられている」などと、劣等感を感じている人に救いになる言葉を紹介します。

 

 安岡正篤著「安岡正篤一日一言」からの引用です。

 

 安岡正篤は大正~昭和時代に活躍した哲学者で、東洋古典の研究と人材育成に尽力した人です。

 

 多くの政界人や財界人に帝王学を指導し、吉田茂池田勇人佐藤栄作などの歴代首相に師と仰がれています。

 

 東洋古典研究に基づいた、「大人物になるにはどのような心構えが必要か」を主題とした著書を残しています。読後に自分の人格が1ステージ上昇したような、すがすがしい気持ちになれるので、是非ご一読下さい。

 

 そんな安岡師の言葉です。

 

 「才が利くと、それで好い気になって、大才にならぬ。結局は、策士・策に倒るということになってしまう。むしろどちらかと言うと愚、少々頭も悪く、小才も利かぬような人間の方が、根が真面目だけに、修養努力して大人物になることが多い。あいつは少し馬鹿だと言われる人間が、賢いなどと言われる人間の企て及ばぬ人物になる。」

 

 努力せずとも、何でも器用にこなせてしまうオールマイティーの人間よりも、どんくさい人間のほうが伸びしろがあるということです。

 

 ただし、劣等感に打ちひしがれているだけで、何も行動しないのはダメ。昨日の自分より成長しようとコツコツと努力することが必須です。

 

 劣等感に悩むあなた、何か一つ伸ばしたいスキルを決めて、愚直に磨き続けましょう。いつの間にか人に頼られる人物になっていることでしょう。