賢人の知恵いいとこ取り事典

読書歴30年の理系の博士が、仕事や人生に役立つ賢人の知恵を発信します。

自分の人生を切り開ける人、切り開けない人

 私たちの影響の輪の最も中心にあるものは、約束をし、それを守る力である。創造力と自由意志を活用し、自分自身に対して約束をつくり、目標を設定し、それを守ることが必要になる。これにより、自分の人格の強さが作り上げられるのである。その人格の強さこそが、質の高い生活を可能にするのである。

                  スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」 

 今や自己啓発書のバイブルというべき存在の「7つの習慣」からの引用です。私がこの本を読んで、特に印象に残っているのが、「関心の輪」と「影響の輪」の話です。

 

 「関心の輪」は、自分がどう頑張っても変えることができないことです。例えば他人の価値観や行動、どんな上司、同僚、部下と仕事をするかなどです。

 

 「影響の輪」は、それとは逆に、自分が完全にコントロールできるものです。例えば、自分の習慣、仕事の進め方、趣味などです。

 

 著者のスティーブン・R・コヴィー氏は、「関心の輪」に入るか、「影響の輪」に入るかで、その人の人生が大きく分かれると語っています。

 

 「関心の輪」の中にいる人は、うまくいかないことがあると「あいつが○○しないからだ」とか、「○○が余計なことを言ったからだ」と、原因を自分以外に求め、不平不満を言います。

 

 一方で、「影響の輪」の中にいる人は、「○○はできないけれど、○○すればうまくいくのではないか」と、自分がやるべきことに集中します。

 

 自分の人生を自ら切り開いて、楽しく生きることができるのは、もっぱら「影響の輪」の中にいる人です。

 

 その影響の輪の中で最も大切なことが、「自分自身に対して約束をつくり、目標を設定してそれを守ること」と、コヴィー氏は述べています。

 

 自分が将来どんな人間になりたいかを思い描き、実現するために必要な行動をラインアップし、それらをスケジュールに落とし込み、実行する。

 

 あるいは、仕事で失敗した場合、リカバリーのために自分がするべきことを考え、実行に移す。

 

 これらは紙に書いておくことがおすすめです。言語化することで頭の中が整理され、やるべきことがクリアになります。

 

 ここでも以前に紹介した「ゼロ秒思考」を活用することがおすすめです。

 

 このように、自分がすべきことに集中していることが「影響の輪」の中に入っている状態であり、人生を自分でコントロールできる人の姿勢なのです。

 

まとめ

 他人の価値観や行動など、自分で変えられない「関心の輪」は気にせずに、自分がコントロールできる「影響の輪」に集中しましょう。紙に目標と、それを実現するための行動リストを書き、スケジュール化して実行しましょう。