賢人の知恵いいとこ取り事典

読書歴30年の理系の博士が、仕事や人生に役立つ賢人の知恵を発信します。

超一流の条件

 分野を問わず、また国籍を問わず、超一流、一流の人物に共通することは、まず「偉ぶらない、いばらない」ということだ。

               志村史夫「一流の研究者に求められる資質」

 

 「威張らない」ということは、超一流になるための必須条件の一つでしょう。なぜなら、多くの業績を残すには、人の協力が必要だからです。

 威張らないことで人が近づきやすくなり、有益な情報を得やすくなり、また喜んで協力してもらえるからです。

 

 反対に威張ったり、マウントを取るような態度をとると、近寄り難く、また反感を買ってしまうので、人の協力が得られず、業績を挙げにくくなってしまいます。

 

  数々の目覚ましい業績を挙げている人は、達成すべき目標を掲げて、実現に向かって突き進みます。そして目標を達成したらすぐに次の目標を設定し、再び前に向かって進んでいく、ということを繰り返します。

 

 目標のほとんどは、今の実力より背伸びしなければ達成できないものです。自分の知識不足を実感し、どうしたら達成できるかを熟考します。どうしても謙虚に学ぶ姿勢で取り組まざるを得なくなります。

 

 人に情報提供をお願いしたり、協力を依頼する必要があるため、他人に対して丁寧な態度で接するようになります。

 

 私が属している研究界での例ですが、私の恩師で、博士論文を指導してくれた大学教授は、学会で高名でした。

 

 過去に様々なテーマの研究を行い、成果を多くの論文に発表し、それぞれの分野で第一人者と認められていました。

 

 しかしそのことを誇るわけでもなく、今取り組んでいるテーマのことを熱く語ってくれました。

 

 今取り組んでいるテーマに集中しているので、過去の業績を誇っている暇などないのでしょう。

 

 また冗談やダジャレを連発してこちらをリラックスさせてくれました。研究手法を習った時は、2週間もの長い間、つきっきりで親切丁寧に指導してくれました。

 

 私自信の体験からも、超一流と呼ばれる人は、やはり謙虚です。むしろ謙虚であることが超一流になるための条件だと思います。 

 

まとめ

 どんなに凄い業績を挙げても、威張らずにさらなる目標を設定して前に進み続けましょう。いつか「超一流」と評価される日が来るでしょう。