賢人の知恵いいとこ取り事典

読書歴30年の理系の博士が、仕事や人生に役立つ賢人の知恵を発信します。

危機を生き抜く秘訣

危機を生き抜くポイント

 1.「落ち着こう」と自分に言い聞かせる。

 2.深呼吸して、リラックスする。

 3.アファメーション(能動的な暗示)を繰り返す。

 4.その状況の中で、面白いことを探してみる。 

 5.笑うことが緊張をほぐし、気持ちが穏やかになり、効率性が高まる。根性主義よ  りも、「状況を楽しんでしまおう」と言う気持ちのほうが、力を発揮できる。 

                  アル・シーバート「逆境に負けない人の条件」

 

 アクシデントが身に降りかかったとき、頭がパニックになり、何から手をつけていいか分からない状態になることってありますよね。

 

 急ぎの仕事をしている時に、さらに急ぎの仕事が入ったり、上司に突然呼び出されて怒鳴り声で仕事のミスを指摘され、直ちに修正するように指示されたり・・・。

 

 そんな時は上記に紹介した方法を実践してみましょう。前に紹介した四書五経の言葉のように、危機をそのまま危機と受け止めず、自分にプラスになる要素を探すように意識を変えましょう。

 

 まずは落ち着くために、「落ち着こう」と言い聞かせて下さい。「もう落ち着いたと」と完了形にしてもよいでしょう。

 

 危機に対応する際、最も重要なのが「深呼吸」です。パニックになると呼吸が浅くなります。落ち着いてものごとを考えられなくなり、ますます混乱するという、悪循環に陥ってしまいます。

 

 逆に言えば、呼吸を深くすると、たちまちリラックスでき、頭の回転もよくなります。むしろ、正常以上に深い思考ができるようになります。

 

 深呼吸は、息を吐くことから始めます。10秒くらいかけてゆっくりと息を吐き切り、吐き切ったら息を5秒くらい止めます。続いて息を10秒くらいかけて吸い、吸い切ったら再度5秒ほど息を止めます。これを繰り返します。2回ほど行うだけで十分リラックスできます。

 

 リラックスできたら、次はアファメーションに移りましょう。アファメーションは、「自己暗示」とも呼ばれ、前向きな言葉を自分自身にかけることによって、状況を好転させる方法です。

 

 ちょっと怪しいと感じるかもしれませんが、この原理はあなたの普段の生活に密接に影響しています。

 

 典型的な例がテレビのコマーシャルです。商品の紹介を何度も繰り返し、あなたの脳に刷り込んで、あなたを自動的に購買に向かわせます。

 

 この原理を詳しく説明するには、かなりの文章量が必要なので省きます。

 

 とにかく、使いようによっては強力な武器になるこの原理を、人に利用されるだけでは、余りにももったいないので、自分自身のために積極的に活用しましょう。

 

 アクシデントに見舞われたら、

 「大丈夫、すべてはうまくいっている」

 「この状況を利用して、私はさらに成長する」

 

 など、事態を前向きにとらえる暗示を心の中で繰り返して下さい。

 

 そして、「転んでもタダでは起きない」の精神で、その状況の中で面白い面、あなたのどの性質が強化されるか、あるいはどうすれば自分の得になるかを見極め、喜々として取り組めるように自分を導きましょう。

 

 しかし、「有効な方法とわかっていても、いざ危機に陥った時、頭が真っ白になって、この通りできる自信がない」

 

 という人もいると思います。

 

 アクシデントに見舞われた時に、自動的にこの方法が使えるように、普段から練習しておくのがいいでしょう。日常の生活の中で常に深呼吸を心掛け、前向きなアファメーションをあらかじめ決めておき、頭の中で繰り返し唱え、意識してものごとのいい面を探すクセ付けをしていると、突発的な災難にあっても無意識に対応できるようになります。

 

まとめ

 アクシデントに見舞われた時は、まずは深呼吸をしてリラックスし、前向きなアファメーションを繰り返し、自分が得する点を探して、楽しめるように自分を導きましょう。

 普段から練習をしておくと、いざという時に無意識に対応できます。