賢人の知恵いいとこ取り事典

読書歴30年の理系の博士が、仕事や人生に役立つ賢人の知恵を発信します。

苦手なことは人に任せ、得意分野に集中する

 自信に溢れている成功者たちをよく観察しよう。自分の得意分野で圧倒的な実績を残し、苦手分野は他人にやってもらっている。

 

  千田琢哉「たった2分で、自信を手に入れる本」

 

 人によって得意分野は様々です。コミュニケーションが得意で、営業や交渉事で力を発揮する人、一目で内容が分かる資料を短時間で作ることができる人、体を使う作業を短時間で完了させる人など、千差万別です。

 

 サラリーマンの場合、こなさなければならない仕事は多様です。上司への説明、チームの運営、書類作り、倉庫の整理、お金の管理・・・・すべてを得意とするオールマイティな人はごくわずかでしょう。

 

 苦手な仕事には時間がかかり、仕事全体のパフォーマンスを落とします。ひいてはストレスの原因にもなります。

 

 世の中で大きな成果を挙げている人の仕事のしかたを考えてみると、自分の得意分野に全精力を傾けています。

 

 例えば、ホンダ技研の創業者である本田宗一郎さんやソニーの創業者の井深大さんは、技術開発に注力し、営業などは、その分野に精通した人に任せています。この分業の結果、会社を世界的な企業に育て上げました。

 

 得意分野に集中し、困難にぶち当たっても逆にファイトを燃やし、壁を次々に乗り越えて会社を成長させました。

 

  偉大な例を挙げた後に私のささやかな経験で恐縮ですが、人に苦手な仕事を任せたおかげて仕事がはかどった例を一つ。

 

 私は長年研究分野で仕事をしてきました。不器用で大雑把な性格なので、データの精度や回収に影響するサンプルの粉砕作業やナンバリング(サンプルのひとつひとつに番号をつけて区別できるようにすること)や薬液の定量は、私より器用で手早いアルバイトの方にやってもらい、私は専門知識が必要な分析作業に集中しました。

 

 この分業のおかげで、膨大な量のサンプルを扱う研究をスピーディーこなしすことができて、論文をいくつも執筆することができました。

 

 苦手分野は人に任せて、自分の得意分野だけに集中すると、非常に楽に成果を挙げられることを実感しています。 

 

まとめ 

 仕事で楽に成果を挙げるために、不得意な分野を人に任せて、自分の特技を発揮できる分野に集中しましょう。