賢人の知恵いいとこ取り事典

読書歴30年の理系の博士が、仕事や人生に役立つ賢人の知恵を発信します。

人から応援される人になるための最強ワード

すべてをオールマイティーにこなせて、誰の助けも借りずに生きられる人って、この世にほとんどいないでしょう。

 

人生では人に助けてもらわなければならない場面に何度も遭遇します。どうせ人に助けてもらわなければならないなら、気持ちよく応援してもらう人になりたいですよね。

 

天野隆「お金がぐんぐん貯まる3原則」には、人から喜んで助けてもらえる条件について書かれています。

 

まず、助けてもらえない人の特徴は、「責任を振ってくる人」、「聞かない人」、「無視する人」、「攻めてくる人」、「反発する人」です。これらの行動をとらないように気をつけましょう。

 

そして、「助けてもらって大丈夫な私」ということを表現するための究極の言葉、それは「ありがとう」です。

 

「なーんだ、そんなことか」と拍子抜けしたあなた。 先輩、同僚、後輩、友人、後輩、家族、関係する人すべてに「ありがとう」を言えているか、日常のあなたの言動を振り返ってみて下さい。

 

人は感謝されると、自己重要感が満たされ、幸せな気分になります。そして、「ありがとう」と言ってくれる人にはもっと貢献したいと思うようになります。

 

また、「ありがとう」を言い続けていると、ささいなことにも感謝の念が湧き、あなた自身の心も温まります。

 

「ありがとう」はあなたを無敵にする魔法の言葉なのです。気遅れすることなく、どんどん言い続けましょう。

人にいじわるをされた時のベストな対処法

人から無視されたり、明らかに悪意のある言葉を投げられたり、自分にだけ冷たい態度を取られたりしたときは、結構へこみますよね。

 

場合によっては、仕返しを考えることもあるでしょう。 

 

経営学者で、「生まれ変わり」などユニークな視点から経営論や人生論を著している飯田史彦さんは、著書「幸せの種」でこのように述べています。

 

自分をいじめる人は、同じくらい、誰かからいじめられることになる。それが宇宙の法則なのだから、わざわざ自分がその人に対して、直接に手を下して仕返しするという、面倒なことを行う必要はない

 

ブーメランの法則」というものがあります。自分の行為はポジティブなものも、ネガティブなものも、倍になって自分に返ってくるという法則です。

 

この法則を知っていれば、人を傷つけることがどれだけ自分に害があるか、反対に、人を喜ばせると自分もどんどん幸せになれるかが理解できます。

 

「倍返し」をすると、相手は完全に敵になってしまい、あなたの一挙手一投足を観察し、隙があったらつけこもうとするでしょう。そうなるとあなたの頭の中の大部分が「いじわるな相手」に占められ、常にストレスがかかっている状態になります。

 

「この世は因果応報だから、あのような人間にはそのうち天罰が下るだろう」と、そのことを意識から外して、自分のやるべきことや、目標達成に集中して下さい。

 

周りの人は関心がなさそうに見えても、職場の人間関係をよく観察しています。あなたにいじわるをする人を見て、「もしかしたら自分も同じ目に会うかもしれない」と、次第に敬遠するようになるでしょう。

 

やがて、いじわるな人は孤立し、自分の行いの報いを受けることになるでしょう。

 

人からいじわるをされても淡々と受け流し、誰かを喜ばせることや、自分の目標に集中することが、ベストの対処法なのです。

「自爆」をしてしまう3つのタブー

何げない一言のせいで、心ならずも窮地に陥ったり、人間関係が悪化してしまったりした経験ってないでしょうか?

 

日垣隆著「ラクをしないと成果は出ない」に、自分が原因でトラブルになってしまう三つの法則が紹介されています。

 

1.嫌なことに二つ以上の理由をつけること

断りたいことがあるときは、くれぐれも二つ以上の理由をつけてはいけない。理由が多くなると、「全力の本音」とは関係ない理屈をこねることになり、簡単に論破されるどころか、「あいつは信用できないやつだ」と思われかねない。

 

2.自分にできないことを、できると言ってしまうこと

自分の実力のほどを見極めておかないと、ちょっとした大風呂敷で、やけどすることになる。 また、できもしないことを出来ると言ったら、相手に迷惑をかけることになる。

 

3.自分にできないことを他人のせいにする

仕事に関して、「○○さんがなかなか返事をくれなかったから、私の企画が通らなかった」というのは自爆である。

自分に関する責任は、自分にしか負えない。人を変えるより、自分を変えたほうがラクである。

 

自爆した経験のある人、3つのうちのどれかに心当たりがないでしょうか?

 

私はこれまで「1」で自爆しまくりました(笑)。嫌なことを断る理由は多いほうがいいと思っていたのですが、思い返してみると、どれか一つが論破されて、自分の浅はかさが露呈した上に、結局やらなければならない羽目に陥って、後味の悪い経験をいやというほどしています。

 

「主張に理由3つをつけると説得力が増す」という原則は、多くのビジネス書で常識のように書かれていますが、嫌なことを断る場合は例外で、「本音の理由1つ」だけを言うべきだということは、目から鱗でした。

 

「2」、「3」も、ついやってしまいそうなことですね。余計なストレスを抱え込まないように、普段から意識してこれらを遠ざけて、自爆から身を守りましょう。

上昇し続ける人とそうでない人の違い

出世したり、幸せになったりする人は、どんな性質があるのでしょうか?

 

上原春男氏は「成長するものだけが生き残る」で、その秘密は、「やさしさ」にあると断言しています。

 

上原氏は元佐賀大学教授で、海洋の温度差を利用して発電する技術の権威です。

オリジナリティの高い技術の開発過程で身に付けた独特の仕事の技術や成功法則を余すところなく書き綴ったビジネス書は、座右に置いておいて損はありません。

 

上原氏によれば、忙しい人が用事を頼まれた場合に示すやさしさは次の5段階あります。

 

  1.二つ返事ですみやかに席を立つ

  2.やりかけの仕事をすぐに一段落させてから行く

  3.「これをしてから行きますから少し待ってください」と当面の仕事を優先させる

  4.いかにも気乗りしない様子で、黙ってしぶしぶ席を立つ

  5.「なんで私がしなければいけないのか」と、食ってかかり、結局やらない

 

1や2のようなやさしい反応を見せる人はほとんど出世し、満ち足りた人生を送っているとのことです。

 

「返報性の法則」というものがあります。これは、「人にしてもらった親切は、返さなければ気が済まない」というもので、民族や人種に関係なく、人が共通に持っている性質です。

 

人に親切に接していると、相手も親切を返してくれる。一人でやりとげるには困難な仕事にも進んで協力してくれる。

 

普通なら反対されるような決断でも、「あの人が言うなら」と、同意してくれる。

 

このような良循環が起こることで、やさしい人はどんどん出世するのでしょう。

 

人にやさしくすることで自分も幸せになれる。自分のことは少しだけ後回しにすることが、幸福な人生を生きる秘訣なのです。

ぶっ飛んだアイデアを量産する方法

「我が社の製品をもっと低コストで、大量に製造できるようにしたい」、「会社の組織編成や仕組みを効率的にして、残業をゼロにしたい」

 

など、現状を打破する画期的なアイデアを必要としているあなたに、経営コンサルタント中島孝志氏著「インテリジェンス読書術」で指南されているアイデアの探し方を紹介します。

 

中島さんによれば優れたビジネスパーソンは、同業他社ではなく、異業種・他業界のアイデアや発想、スキルを勉強し、吸収しようとします

 

 なぜなら、同業他社からのヒントや示唆を得て、その後追いをしたところでトップになれないからです。

 

オリジナリティを発揮するために異業種のアイデアを自分のビジネスに応用する戦略を採ったほうが斬新な事業、業態、システムを開発できる確率が高まります。

 

また、この法則は読書にも当てはまります。自分の問題を解決するヒントを、関連書ではなく真逆の本、つまり無関係の本に求める。テーマさえ忘れなければ、すべて仕事のヒント集になります

 

イデアを生み出す方法を指南した古典的名著であるジェームス・W・ヤング著「アイデアのつくり方」で、「アイデアは異質のもの同士の組み合わせ」と定義されています。

 

今回紹介した方法は、この定義を実行に移す具体例です。

 

中島さんは、誰にでも簡単に取り組めて、即効性のある仕事術の本を大量に執筆しているので、仕事のやり方にブレイクスルーを起こしたい方は、是非ご一読下さい。

ぐずぐず伸ばしがストレスの元凶

「締め切りが1か月後の資料を作成しなければならないのだけれど、たくさんの書類を参考にしなければならないので、まとまった時間ができた時に片づけよう」

 

と、先延ばしをした経験は誰にでもあるでしょう。しかし、リチャード・ブロディ著「夢をかなえる一番良い方法」では、その弊害について語られています。

 

ぐずぐず伸ばしのストレスは、自分を惨めな気持ちにさせ続ける。課題は重りのように垂れ下がり、意識する、しないにかかわらずエネルギーを消耗する」

 

しなければならない仕事を、「難しい」、「面倒くさい」、「嫌いな人に手伝ってもらわなければならない」などの理由で先延ばしにすると、そのことが頭にこびりついて、休みの日でもリフレッシュできません。これがストレスの元凶となります。

 

リチャード・ブロディ氏はぐずぐず伸ばしの解決法を次のように述べています。

 

ぐずぐず伸ばしの事項を挙げ、やるかやらないかを決め、やるものはただやるだけでストレスをなくすことが出来る

 

非常にシンプルな解決法ですね。

 

完成するのに時間がかかる仕事なら、5分あればできるタスクに細分化して、少しずつ片付けていきましょう。

 

仕事は放っておかずに、少しずつでも片付けて前に進むことで、ストレスの大半は解消できるのです。

自分ブランドを確立するための意外な方法

 「私にはこれだという強みがなく、特段ほめられも称賛もされない地味な仕事を、なんとなくこなしている」

 

 そんな毎日を送っているあなたでも、一転してブランド人になれる可能性を秘めています。

 

 徳間書店取材班編「最高齢プロフェッショナルの教え」に登場している漫画家のやなせたかしさん。言わずと知れた「アンパンマン」の作者です。すでに故人になりましたが、氏が生み出した「アンパンマン」は、今後も末永く子供に愛され続けるでしょう。

 

 そんな「超ブランド人」のやなせさんですが、最初から絵本作家だったのではなく、編集者、舞台美術家、演出家、コピーライター、作詞家など、様々な活動をしていました。

 

 ある日突然、縁のなかった絵本を描く仕事を引き受け、「アンパンマン」を出版しました。しかし、出版当時は自分の頭をお腹が空いた人に食べさせる描写が酷評されました。

 

 ところが、徐々に人気が出始め、国民の誰もが知る人気者になりました。

 

 やなせさんはこう言っています。「皆が売れないと言ったものがヒットする。何がどうつながっていくかはわからない。だから流れに身を任せながらも、来た仕事は一生懸命にやる。ウケるかどうかなんて考えず、自分自身が納得できるいい作品をつくる。それしかないんです」

 

 来た仕事は「この仕事は自分の職場での立場や評価に良い影響があるだろうか」などと計算せずに、自分に納得のいく形までに仕上げることに集中する。

 

 このような姿勢を続けていると、あなたの仕事に対する守備範囲が広がったり、全く異なる仕事経験が化学反応を起こし、オンリーワンの強みになったりして、ブランド人となる可能性が拓けてくるでしょう。